栄養療法とはどういう治療法なのか

栄養療法は、1960年代に考案されヨーロッパを中心に発展してきました。体内の栄養バランスの乱れが全ての病気の原因だという前提のもと、その栄養バランスの乱れをサプリメントで補って病気を予防し治療していく療法です。患者さん一人一人の血液検査を行い、どの栄養が足りていないかを計測していきます。全ての細胞を計測することでどの栄養が足りていないのかを的確に算出することができ、その不足している栄養をサプリメントで補っていきます。

投薬での治療は、風邪等の病気に対する症状に対処するものですが、効果に関しては人それぞれです。この栄養療法では、一人一人にあった栄養を摂取して自己免疫力を高めていくため、原因を根本的に治していくことが可能になります。ストレスや食生活の乱れで栄養が消耗され、体内の栄養バランスが乱れることにより様々な病気が発生する原因に。必要な栄養を的確に補っていくことで病気を予防していくことも可能であり、現在はガンの新しい治療法としても注目されています。がん以外にも、うつ病や総合失調症、発達障害にまで効果があると言われているのです。

また、病気の治療や予防がサプリメントを摂取することにより行われるため、通院日数と在院日数を大幅に削減できます。サプリメントですので患者さんの金銭的な負担も少なくなります。また、合併症や薬の副作用の心配もなく、患者さんへの負担が少ないことが注目されている要因の一つに挙げられ、治療法の根本を覆す一つとして現在発展し続けています。